CASES
ご利用事例
- 電気伝導率計
- 排水/液肥
- 農業
- 2025. 02. 20
水耕栽培での水質管理
モジュールタイプ水質計:7735シリーズ+7735-S110
目次
課題や導入の背景
- 植物工場やビニールハウスでの農作物や花卉栽培の水耕栽培などでは、使用する液肥のpHや電気伝導率(EC)の値が、作物の生育状況に大きな影響を及ぼすので、液肥の濃度を適正に管理することが重要でした。
- 作物の生育状況に合わせて液肥の吸収率などが変わってくるので、濃度や使用量の調整が重要ですが、手動で行うのは難しいので、制御システムで行う事が多く、そのシステムに簡単に組込みこんで使えるセンサーが必要でした。
- 制御システムは、IoTやクラウドサービスなどの普及に伴い、パソコンやスマートフォンでデータを確認することが主流になってきており、センサー側に表示機能などは不要で、外部出力だけのシンプルな機能のセンサーを探していました。
採用のポイント・主な採用機種
- ビニールハウスでの農作物や花卉栽培で使用する液肥濃度の管理に、高濃度測定用電気伝導率計:7735シリーズとセンサー:7735-S110を採用して頂いており、作物の育成管理に活用されています。
- 7735シリーズは、表示機能はなく、外部出力(4-20mA出力)だけの、シンプルな機能ので、制御盤内などに設置しやすい構造になっており、制御システムと組合せて使用するのに最適なセンサーとなっています。
- その他、液肥の供給側と戻り側の2か所に設置し、測定値の差で、液肥の吸収具合から生育状況の目安としたり、植物工場内の排水管理など、様々な用途で活用されています。