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FAQ

よくあるご質問

水質計

水質計全般について

  • 電気伝導率・電気抵抗率とは何ですか? また、何に使用しますか?
    電気伝導率とは?
    電気伝導率とは、水中の電気の流れやすさを表す指標(電気抵抗率は、電気の流れにくさを表す指標)で、電極間に流れる電流値を測定することで、純度の高い水なのか、不純物が多い水なのかを判断します。 単位は一般的には、電気抵抗率は[MΩ・cm](メグオーム・センチメートル)で、電気伝導率は[μS/cm](マイクロジーメンス毎センチメートル)という単位が用いられます。
    使用用途について
    弊社の電気抵抗率計・電気伝導率計は、半導体製造工場で使用される超純水の管理から、排水の管理や植物工場の液肥の管理まで、幅広い分野・用途で使用されています。

     

    電気伝導率測定法イメージ画像

    電気伝導率測定法はJIS K0130「電気伝導率測定法通則」に定められており、図で示したように面積1m²の2個の電極を距離1mで対向し設置している容器を電解質水溶液で満たして測定した、電気抵抗の逆数で示されます。

  • 電気伝導率計と電気伝導率指示計の違いは何ですか?

    伝導率計と伝導率指示計では測定精度が異なり、伝導率計のほうが高精度での測定が可能となっています。
    伝導率指示計は、インジケーターとしての位置付けで、より手軽にお使いいただく際におすすめです。

  • 温度補償とは何ですか?

    水溶液の電気伝導率は、温度の影響を受け水温が高くなるとその値は大きくなります。
    このため電気伝導率の測定は、一定温度で測定することが望ましいのですが、使用状況や測定環境などにより、温度を一定にすることは難しいため、水温を測定し温度と電気伝導率の関係から係数を求め、電気伝導率を 25℃での値に換算して表示します。
    この機能を温度補償と言い、当社の水質計は全ての機種で温度補償機能を搭載しています。
    尚、温度補償無しの場合、電気伝導率は水温が 1℃上がると約 2%上昇します。

    弊社の水質計は全て温度補償が標準装備です

  • 測定値に流量の影響はありますか。

    流量が少ない場合、測定値に影響が出る場合があります。
    流量が少ないと、配管内や継ぎ手部分に水が滞留し、水質が悪化しやすくなります。
    また、センサーに気泡や汚れが付きやすくなり、測定値に影響が出る場合もあります。

    流量がある場合 流量がある場合は、測定値に影響はありません流量がない場合 流量が少ない場合、滞留による水質悪化や、センサーに気泡や汚れが付着しやすくなり、測定値に影響がでる可能性があります

  • 外部機器や配管の影響を受けることはありますか?

    ポンプ等の原動機やインバータ等の制御機器からの高周波ノイズ等の影響を受けることがあります。
    また、フレームや配管面にグランド(アース)が接続されている場合は、グランドを通じて別の機器からのノイズが出ることがあるため、正確な測定ができない場合があります。

    測定ノイズのイメージ画像

    ポンプやインバーターなどの高周波ノイズなどから直接影響する場合やフレームや配管にグランド(アース)が接続されている場合は、グランドを通じてノイズが発生することもあり、正確な測定ができない場合もあります。

  • 耐用年数はどのくらいですか?

    水質計を設置している環境や測定している水の水質によって、大きく異なります。
    薬品の混ざった水や汚れなどが多い水を測定している場合や外部機器のノイズの影響を受けやすい状況に設置している場合等は、水質計の耐用年数が短くなる可能性があります。
    また、センサーを屋外の配管に設置している場合も、紫外線や風雨の影響により劣化を早める可能性もあり、測定している水の状態・外部機器の影響・設置環境によって水質計の寿命は変わってきます。
    予防保全の観点から、定期的な点検・校正(推奨:1年 / 1回)と5~10年を目安に機器の更新を推奨しています。

  • 機器の選定はどのようにしたらいいですか?

    機器の選定は、測定項目・測定レンジ・センサーを取り付ける配管の材質・口径などから選定するようになります。
    こちらの機器一覧からご選定いただくか、下記よりお問い合わせいただければ、お客様のご要望にあった機種をご選定いたします。

    お問い合わせ
  • RoHS 指令などの各種規格・規制には対応していますか?

    RoHS 指令に対応しています。
    内容の詳細やその他の規格・規制に関しては、下記よりお問い合わせください。

    お問い合わせ
  • 古い機器を使用していますが、その機器の後継機種はありますか?

    古い機器の後継機種や代替機種については、こちらのページをご確認ください。

<7771・7772 シリーズ>

  • 測定するとLEDが全点滅するのは何が原因ですか?
    水質LEDが全点滅する場合
    測定している水の伝導率が測定レンジを超えている可能性があります。 測定している水の造水システムの状態やセンサー電極間に異物などが付着して、電極間がショートしていないか、確認してください。
    温度LEDが全点滅する場合
    センサーが未接続又は温度素子に異常が発生した可能性があります。 センサープラグの差し込み部分が奥までしっかり差し込まれているか、確認してください。

<7773 シリーズ>

  • 警報出力が出力されなかったり、解除されなかったりするのですが、何か設定する必要がありますか?

    警報出力設定値と解除値を正しく設定する必要があります。
    取扱説明書の P.14 を参照し、警報出力値を設定してください。
    また、警報リレーは外部入力と連動しますので、外部入力を使用しない場合は、出荷時の端子間ショートのままでご使用ください。

    出荷時のショートバーを付けたままでご使用ください

<7721・7722・7727・7731・7732 シリーズ>

<7733・7737・7738 シリーズ>

  • 4-20mA 出力値がおかしいのですが、何が原因ですか?

    7733シリーズは、内部のディップスイッチで測定レンジを切り替えられるようになっていますので、ご使用中の機器の測定レンジ設定をご確認いただき、ご使用中の水質測定レンジと同じ設定になっているか、ご確認ください。

  • 本体を制御盤内に密着させて設置しても問題はありませんか?

    本体を制御盤内に密着させて取り付けても問題はありません。
    但し、インバータやリレーなどのノイズを発生する機器や発熱量の多い機器と密着して設置すると、ノイズや熱の影響で測定値に影響が出る可能性や故障してしまう可能性もありますので、ご注意ください。

  • タッチパネルなどの表示値が正しく表示されないのですが、何が原因ですか?

    7733シリーズは、内部のディップスイッチで測定レンジを切り替えられるようになっていますので、ご使用中の機器の測定レンジ設定と、表示器などの4-20mA入力のスケーリング設定が合っているか、ご確認ください。

センサー

  • 2電極センサーと4電極センサーの違いは何ですか?

    2電極センサーは、2つの極板を向かい合わせ、交流電流を流すことにより測定するセンサーで、一般的な伝導率測定に用いられます。
    伝導率が高くなるほど、分極や汚れの影響で測定誤差が生じやすくなりますので、水道水や純水などの低濃度の伝導率測定に適しています。
    4電極式センサーは、電圧検出極と電圧印加極の計4つの電極から構成され、分極や汚れの影響を受けにくいセンサーです。
    工場排水や液肥管理など、汚れが付着しやすい場所や高濃度の伝導率測定に適しています。

  • 電極部が円柱型のセンサーと円筒型のセンサーの違いは何ですか?

    円柱型センサーは金属配管に取り付けた場合、配管からの影響を受けて正確な測定ができない可能性がありますが、円筒型センサーは金属配管からの影響が少ないセンサーになります。
    また、複数のセンサーを並べてご使用になる場合には、センサー同士が影響しあうのを避けるため、円筒型のセンサーをご使用ください。

    円筒型センサーの場合 電気の流れが電極の内側のみに発生するので、金属配管・樹脂配管を問わず、配管の影響は少なくなります円柱型センサーの場合 電気の流れが外側にも発生するので、金属配管の影響を受ける可能性があります。樹脂配管に取り付ける場合は配管の影響は少なくなります

  • センサーの選定はどのようにしたらいいですか?

    機器の選定は、センサーを取り付ける配管の材質・口径などから選定するようになりますので、こちらの機器一覧からご選定いただくか、下記よりお問い合わせいただければ、お客様のご要望にあった機種をご選定いたします。

    お問い合わせ
  • センサーの取り付け方法はどのようにしたらいいですか?

    電極部は水の流れに対して気泡がつかないよう、下図a、bのように取り付けてください。
    cは浮遊物の少ない水の場合は取り付け可能です。
    dの向きには取り付けないでください。

    取付参考図a、b 取付参考図c、d

  • センサーケーブルを短くしたり、延長したりすることは可能ですか?

    センサーケーブルの延長は可能です。
    弊社指定の専用ケーブルをご使用ください。

  • センサーの洗浄はどのようにしたらいいですか?

    センサーの洗浄は、エタノールをつけた布で電極を拭いてください。
    エタノール以外の溶剤(シンナー、アセトンなど)は使用しないでください。
    エタノールがない場合は中性洗剤を使用し、洗浄してください。
    電極に傷がついたり、センサーが変形するような洗浄はしないでください。
    正しい測定ができなくなる可能性があります。
    洗った後は真水で洗剤を完全に除去してからご使用ください。

アンプ一体型センサー

  • 4-20mA 出力値がおかしいのですが、何が原因ですか?

    ご使用中の水質計の測定レンジ設定と、表示器などの 4-20mA入力のスケーリング設定が合っているか、ご確認ください。
    また、ご選定いただいた機器の測定レンジと、測定している水の水質帯が合っているか、ご確認ください。

  • RS-485 出力タイプで、終端抵抗はどのように接続したらいいですか?

    7785/7786 を1台だけ使用している場合は、制御盤内の接続端子台に取り付けてください。
    複数台設置している場合は末端の機器の接続部分に中継 BOXなどを利用し、終端抵抗を取り付けてください。

  • ケーブルを短くしたり、延長したりすることは可能ですか?

    ケーブルを短くしたり、延長したりすることは可能です(市販の制御用ケーブルや計装用ケーブルをご使用ください)。

  • 金属配管に取り付けた場合、測定値に影響はありますか?

    7775/7776 シリーズのように円柱型センサーは金属配管に取り付けた場合、配管からの影響を受けて正確な測定ができない可能性があります。
    円柱型センサーを金属配管に取り付ける際は、オプションの樹脂ブロックをご利用ください。
    7785/7786 シリーズのような円筒型センサーは金属配管からの影響が少ないセンサーになりますので、金属配管に直接取り付けることが可能です。

  • 電流出力ではなく、電圧出力に変更することは可能ですか?

    出力が電圧出力(0-5V や 1-5V)の機器や仕様を変更しての販売はしていませんので、電流出力を電圧出力にする場合は、信号変換器をご利用いただくか、センサーからの 4-20mA 出力を接続している端子台に「250Ω」の抵抗(シャント抵抗)を取り付けることで、電圧出力(1-5V)に変換し測定する事ができます。

校正サービス

  • 水質計の校正は可能ですか?

    水質計の校正は機種によって、校正ができる機器とできない機器がありますので、こちらのページから対象機種をご確認ください。

製品全般について

各種書類の発行について

  • 該非判定書の発行は可能ですか?

    該非判定書の発行は可能ですが、機種によって発行できない場合もございますので、こちらより申請書をダウンロードし、必要事項をご記入いただき、営業担当までご連絡ください。

  • 試験成績書や取扱説明書の再発行は可能ですか?

    試験成績書や取扱説明書の再発行は可能です。
    一部有償になるドキュメントもありますので、下記よりお問い合わせください。

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販売について

  • 販売代理店はありますか?

    特定の販売代理店は設けておりませんので、弊社に直接お問い合わせください。

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  • 納期はどのくらいかかりますか?

    通常在庫品であれば、ご下命後 7営業日程度で出荷可能です。
    但し、在庫がない場合や機種・ご注文内容によっては納期が通常よりかかる場合もありますので、詳細は営業担当にご確認ください。

    ※水質計の販売(価格・納期・代理店・御見積依頼など)に関するお問い合わせは、下記よりお願いします。

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故障・修理

  • 修理や故障調査などの問合せはどうしたらいいですか?

    修理や故障調査に関しては、下記よりお問い合わせください。
    機器の状態によっては、修理などの対応ができない場合もありますので、予めご了承ください。

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  • 測定値がおかしいのですが、何が原因ですか?(レンジオーバー、オープン表示、他の機器と差があるなど)

    レンジオーバーやオープン表示、他の機器と差があるなど、測定値がおかしい場合、外部からのノイズの影響・純水装置の状態・水質計の故障など、様々な原因が考えられますので、ご使用中の水質計の状態をご確認いただき、その状況をこちらまでご連絡ください。

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